TeX

MacにTeXstudio(2017版)の環境を構築し、日本語入力出来るようになるまで

TeXとは

先ず、TeXと書いて(てふ)と読みます。こういうひらがな表記はあまり好みませんが、読み方って意外と誰にも注意されないと間違ったままになりがちですよね!

TeXとは簡単にいうと、組版ソフトのことです。そもそも私は組版という言葉の意味を知る前にTeXという文字の読み方を知ってしまったので、Wikipedia先生に聞いてみました。

組版(くみはん)とは、印刷の一工程であって、文字や図版などの要素を配置し、紙面を構成すること。 組み付けともいう。 本来は活版印刷の用語であり、文字どおり版を物理的に組むこと、活字を並べて結束糸で縛ったものを「組み版」と呼んだことに由来する。

つまりレイアウトを自分で考えて好きなところに文字を配置することが出来る、プログラミング言語みたいなものだと思ってください。初めて聞くと「それ何、難しそう。」と思われる方も多いのですが、フォーマットを作ってしまえば、簡単に文章をpdfファイルにして保存することが可能です。私はwordより断然TeX派なのですが、世の中的にはそうでないみたいですね。

ともかくTeXの素晴らしい点は以下です。(Wordと比べています)

  1. 数式がめちゃくちゃ綺麗
  2. 章番号とか節番号とか数式番号とか引用とか全てタグ付けしているので管理が楽
  3. 一度フォーマットを決めてしまえば、ショートカットキーなどの設定で慣れれば慣れるほど書くのが速くなる

一方デメリットとしてはこんな感じです。(Wordと比べています)

  1. 位置の調整など操作が直感的ではない
  2. 誰でもすぐに使えるわけではない。ある程度の慣れが必要

これから私は、知識の整理箱にどんどん私のいままで勉強した内容で、役に立ちそうだと思ったコンテンツを追加していくつもりですが、基本的に全てこのTeXを使って作成していきます。TeXにはいくつか独自のエディタがあるのですが、ここで紹介するTeXstudioはショートカットキーも自分でカスタマイズ出来るし、非常に使い勝手がいいので初心者にもお勧めしています。

環境は私の使っているPCがMacなのでMacを使ったインストールから日本語入力できるまでを説明したいと思います。

今から説明するインストール方法はTeXLive2017をインストールする方法で行なっているため、最新のTeXLive2018でのインストール方法を知りたい方は親切な方がまとめてくださっているのでこちらを参考にすればいいかと思います。

ただし私自身2017でやりましたし、問題はないので入れ直すつもりはないのとTeXLive2017の更新は止まっているのでインストールの手順はこれで基本的に変わることもないのかなと思います。2017と2018は全く別のやり方が必要ですので、ご注意ください。
なお環境構築手順は随分こちらを参照させていただきました。お世話になりました。

TeXstudioの環境構築

アンインストール

もともといれちゃっててアンインストールしたいなら
$ HOME/.config/texstudio/
にある
texstudio.ini
を削除すると痕跡も消えます。ちゃんとアンインストールしたのに上手くいかないというかたは参考までに試してみてください。その前にちゃんとアンインストールはお願いします。

インストール手順

基本的にはターミナルに直接コマンドを打ち込んでいく方法でインストールしていきますが、
mactexのインストールはコマンドを使わないでやってください。

多くのことをHome-brewを使ってインストールします。知らないという方はコマンド一つでバージョン管理とかをやってくれる便利なツールですのでこの際使い方を覚えましょう。インストールは以下のコードを打ち込むだけです。


#homebrewのインストール
/usr/bin/ruby -e "$(curl -fsSL https://raw.githubusercontent.com/Homebrew/install/master/install)"


#ghostscriptのインストール
$brew install ghostscript

これらを打ち込むと勝手にインストールが始まってくれます。
mactexのインストールだけは例えばこちらから行なっていただきたいと思います。

カスタムインストールでghostscript
のチェックを外します。また最新化するために以下のコマンドを入力します。
$sudo tlmgr update --self --all

#OS X標準のヒラギノフォントを使うため、Terminalから以下のコマンドを一行ずつ入力して実行します。

$sudo cjk-gs-integrate --link-texmf --force
$sudo mktexlsr
$sudo kanji-config-updmap-sys hiragino-elcapitan-pron

ここまででmactex2017のインストールは終わりです。

TeXShopの設定

  1. TeXShopからアップデートを確認してアップデートする。
  2. TeXShopの環境設定の[書類]タブの左下の[設定プロファイル]から「pTeX (ptex2pdf)」を選択します。

TeXstudioのインストール


#homebrew-caskを使えるようにする
$ brew install caskroom/cask/brew-cask
#TeXstudioのインストール
$ brew cask install texstudio

これだけでインストールは完了。

TeXstudioの設定

TeXstudioを立ち上げますが、このままだとコンパイルができないです。
「TeXstudio > 環境設定 > コマンド」を開いてください。
以下のように設定すれば大丈夫です。
コピペしたい方はこちらをどうぞ、ええ私もここを見て設定しました。

また「TeXstudio > 環境設定 > ビルド」の設定も以下のようにします。

これだけで英語や数式は問題なくコンパイルできるようになるのですが、日本語の文字化けを直すのに結構苦労しました。この文字化けを直すためにpoppler-dataというファイルを配置すればいいのですが、その場所を以下のコマンドで確認します。


$ strings -a /Applications/texstudio.app/Contents/Frameworks/libpoppler.??.dylib | grep poppler

この後結果が出力されるのですが、

/usr/local/Cellar/poppler/0.57.0-texworks/share/poppler/ColorProfiles/
/usr/local/Cellar/poppler/0.57.0-texworks/share/poppler
%Produced by poppler pdftops version: {0:s} (http://poppler.freedesktop.org)

という風に出力されているかと思います。重要なところはおく場所ですが、マーカーしておきました。
ここです。/usr/local/Cellar/poppler/0.57.0-texworks/share/poppler
以下のようにコードを実行して日本語表示に成功してください。

$ cd ~
$ curl -kO https://poppler.freedesktop.org/poppler-data-0.4.8.tar.gz
$ tar xvf poppler-data-0.4.8.tar.gz
$ sudo mkdir -p /usr/local/Cellar/poppler/0.57.0-texworks/share/poppler
$ sudo cp -pR ~/poppler-data-0.4.8/* /usr/local/Cellar/poppler/0.57.0-texworks/share/poppler

TeXstudioの使い方とか、使いやすさの記事もおいおい書いていきたなと思ってます。

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