学習方法等

やる気を出す方法とモチベーションの維持

何かが出来る人と出来ない人

何故世の中には勉強や仕事が出来る人や出来ない人がいるのでしょうか。

相対的な基準で話をしているわけではありません。
つまり人と比べると必ず優劣がつくわけですが、ここではそうではなく絶対的な基準で話を進めていきたいと思います。

ある概念がわかることや作業ができるということには、通常明確な基準があります。
例えば、

  • 準同型定理の証明が出来る
  • DBから出力したCSVファイルExcelで開けるように加工する

などです。

どちらもポイントは出来るかどうかの判断基準がなければ意味がありません。そうでなくては評価ができないためです。

当事者意識と知的好奇心

かつて中学生を指導していたときに、うちの子にもっとやる気が出るように指導してくださいと言われたことがありますが、自分でも興味のないことを勉強することは難しいのにどうやればいいねんと本気で思ったことがあります。

私は今までほとんど、やらなければならないことの勉強は最小限に、興味を持ったことを中心に、しかも誰かに求められているか関係なしに勉強してきました。だから何かを理解出来なくて悔しい気持ちは痛いほど理解できても、やる気がない子にどうやってやる気を出させるかのノウハウは全く持っていませんでした。

結局当時担当した中学生はあまり上手く成績が上がらず、1年くらいで指導が終了しました。何を隠そうこれが私の初めての家庭教師のアルバイト経験でした。控えめに言って大失敗でした。こんなんでお金もらってたらあかんなと反省した記憶があります。

勉強にやる気がない中学生に物事を教える際、どうやって興味を持ってもらおうかばかり考えていましたが、それだけではなかなか上手くいかないのが現実です。一方で興味を持ってもらえるように試行錯誤する中で、なんとか成績が上がった高校生や大学生もいました。

ではそうすれば、勉強ができるようになるのでしょうか、あるいはここでは物理や数学が出来るようになるのでしょうかと読み換えて貰って構いません。

ここに何かを勉強したい、何かを習得したいと考えているがなかなか上手くいかない人がいるとしましょう。勉強にやる気はないけど、成績は上げなければいけないと自分で認識している中高生でも構いません。

私の場合次の二つのいずれかに当てはめて対処することが多いです。

  1. 当事者意識を持ってもらう
  2. 知的好奇心に働きかける

或いはその両方です。
当事者意識などと言われることも多いのですが、自分のことだと強く認識することが得意な場合は短期的には結果を出しやすいと言えます。有名な方法としてご褒美を与えるという方法がありますが、一定の合理性があると言えそうです。何故なら、問題が解けるとお小遣いをあげると言われたら大抵の人は頑張ろうとするみたいです。そうじゃないという人も中にはいるみたいですけどね。

私は、何をくれようがむしろ反発して自分が面白いと思ったことしかやってやるかくらいに思ってしまうタイプだったと思います。実際テストが良くてお小遣いアップなんてイベント家では一切ありませんでしたし、求めたこともありませんでした。

中学時代に模試で数学を満点取ったことがあって、成績上位者が貼り出されるのですが、同級生に親に何を買って貰ったかと尋ねられキョトンとしたことがあります。

人間は知的好奇心を持てば、勝手にやるし自分に直接関係することだと強く思えればやるということは何となく納得してもらえるかと思います。次の問題は一度やる気を出せてもそれを継続できるか、モチベーションの維持というのものです。

継続には成功体験と習慣化

例えば先ほどのご褒美理論も、大きな成果に対してご褒美を与えるやり方はあまりいい結果を生みません。何故なら成果が出るまで努力を続けられないからです。「資格試験に合格するまで禁酒だ!」
などと言っても結局は我慢できずに合格前に酒を飲むサラリーマンは多いでしょう。ちょっと話は違いますが、つまりは続けられないと意味がないのです。

逆に今日は勉強1時間したからご褒美もあまりお勧めしません。何故ならこれってだらだら1時間勉強してもご褒美がもらえてしまうからです。

私ならここで小さい成果に対する報酬を設定します。ここでも重要なのは最初に説明した完了基準です。完了基準が明確になるとそれを目標に終わるまでやめない集中力を鍛えることも可能です。しかも達成したらご褒美とともに成功体験が得られます。これがボディーブローのように効いてきます。

一度習慣化してしまえば、苦にせず勉強したり、努力できるようになります。私の感覚ではそれはご褒美よりもずっと大きな努力する動機になり得ます。

当事者意識を持つために成果報酬を設定する方法の他には、これをしなければ自分にどういう不利益が起こるか徹底的に考えさせてどうすれば、自分でそれを回避することが出来るかを考えさせるというものもあります。

何かが起こる理由を考えてもらうことは、知的好奇心を育むことにも繋がると思います。

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